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さぁ~始めようの前に

お店のオーダーを再開し、本格的な始動開始の前に
今日は自分の為に サンデーの事を書きとめておこうと思います。

回想のサンデー>>>

サンデーの病状が深刻化し、医師から安楽死の提案を受けた頃
私は サンデーに伝えた事があり、
友人を通じて アニマルコミュニケーターさんにお願いをした。

1つは、安楽死の事。
それともう1つ。(こちらが私には重要でした)

『さんちゃんは、誰からも可愛がってもらえるからと
私は、家族にお任せして ハニーばかりなっていたよね?
褒められようと頑張っていたよね?寂しい思いさせていたよね?ごめんね。。。』

本当は、伝えたいのではなく。
謝る事で私は、今まで気にしていた罪悪感を解放したかったのかもしれない。


そのサンデーの答えは、予想通りの『寂しかった、悲しかった』
涙を流し 、その後、自分の気持ちを気づいていた事が嬉しいと喜んでいたという。

続けてすぐに、私は
『私は その失った時間をどうしたら埋められる?』と聞いてもらった。
答えは『沢山撫でて欲しい、あと膝枕』

その時は、そうなんだね。じゃ、沢山撫でてあげようと思っていた。

大切な夜の始まり>>>

ご飯を食べなくなって、いよいよ水すらも入らない。
そんな介護大詰めのある日、夕方のハニー達の散歩から帰宅すると
絨毯が血だらけで 鼻を鳴らしていた。
どうやら、動けない身体で擦りながら 後追いをしたらしい。
顎は擦りむけ血が滴っていた。
今まで、こんな事をしたことはない。いったい、どうしたんだろう?

その夜も寝る事ができないほど、頭を撫でて~と手の下に頭を持ってきたり
鼻を鳴らしたり。
ウトウトする私の膝に 何度も頭を乗せる、お腹に頭を乗せる。
甘え方が尋常ではなかった。それが 朝まで続いた。

痛いの痛いの飛んで行ったの日

今、思い返すと。
それがハッキリと意識があった最後となった。
思いっきり、自分で膝枕をおねだりして、凄く楽しそうに見つめてくれた目。

この日から 夜中の介護が始まった。
介護といっても 水を飲ませたり、体位を変えたりが主。
痛みで噛み切ってしまった口の中は潰瘍のようにタダレ、悪臭を放っていたので
それが辛いだろうと飲めない時でもせめても。。。と拭う。
こんなことしかできなかった。

夜中は 闇を怖がり。電気を消せなかった。
小さな間接照明の光の中、
私は虚ろなサンデーを膝に抱き。
昔の楽しい思い出を沢山語り、あの頃の楽しいイメージをサンデーに渡した。
5日間、尽きる事がない楽しい思い出。
『たのしかったよね~』って何度も話してると
時々、ぱっと意識が戻り見つめる。その目、きゅっと上がる口角は微笑んでるようで
嬉しくって それが見たくて 寝るのが勿体なかった。


この最後の介護の時間がなかったら、私は自分を責めたと思う。
もしかしたら、私が自分を責めないようにと
サンデーが頑張って用意をしてくれた時間だったのかもしれない。

最後まで痛みで苦しむ姿を子供達に見せなかったさんちゃん。
だから・・・
きっと、そうに違いない。


宝物の5日間。二人だけの時間。
この日があったから、今、私は穏やかにしている。もちろん、寂しいけれど
心はどこか澄んでいる。

ゴールデンウィーク中とはいえ
朝食まで 文句を言わずに作ってくれ、私を24時間介護に専念
させてくれた旦那にも 感謝です。

サンデーが生きている間に声を繋いでもらったアニマルコミュニケーターの伊勢さん、
そのご縁を繋いでくれたトレーナーの金子先生に感謝しています。
by eshop-sunday | 2015-06-01 08:00 | サンデーのこと